2008年12月14日日曜日

英語圏の留学斡旋

ゲートウェイ21の破産のニュースを聞いた際に、留学を志して資金を支払ってしまった人は、本当に困ったのだろうなと心が痛んだ。
留学先も決め、ビザを心待ちにして、留学準備の旅支度をしている真っ最中の人が多かったのでは。

このようなことが起こると留学斡旋に対しての不信感が広がっていく。
留学先の学校先等への手続きやビザなどをすべて自分で行えば、そのようなことは起こらないのだが、なかなか一般の方には手続きの複雑さや英語の障害もあり、留学斡旋の企業や個人に依頼するのが一般的なのだろう。

英語圏への海外留学には夢がある。
自身の英語のスキルアップ、進学など人それぞれの思いを託し、海外で夢を実現しようと資金を用意するわけだ。

オーストラリアなどのワーキングビザなどの特殊なビザを除いて、学生ビザの身分では就労はできない。
あくまでも学生の身分なので、働きながら勉学することが許されていない。
学校内でのアルバイトなどは一部認められてはいるが。

そのため正規留学の場合は、1年分以上の学費・滞在費を準備しなければならない。
残高証明やスポンサーの証明書など、留学資金を証明する書類などが必要になってくる。

英語圏であるサイパンはどうかというと、アメリカ領ではあるが自治領なので、アメリカ本国とは少し事情が異なっている。
学生ビザを取得するための資金証明は学費前納だけで、生活費などの件は除外されている。
またスポンサーになる人がサイパンに居住していれば、学生ビザではなくスポンサードビザを取得し留学することも可能である。

現在は自治領のため、アメリカ本国に比べ入国管理が緩やかであるが、2009年6月以降は、入国管理を行っている移民局がアメリカ統治になるために、学生ビザに関しても規制は厳しくなることが予想される。

留学斡旋を行っている機関が日本にしかない場合、現地の状況を知ることやビザなどの手続き、学校のフォローなどは難しいであろう。

Kohinoorはサイパンの進学学習塾だ。
サイパンに留学してきている生徒たちや現地の生徒たちが復習・予習のために通学してくる。
保護者の方や生徒から、現地の保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学までと様々な情報が入ってくる。
そのため、一般的に知られている学校のレベルや特色だけでなく、学校のテキストや授業の内容、はたまた先生の性格までも含めたインサイド情報がおのずと入ってくる。

サイパンへ留学を希望される方のカウンセリングも行っている。
最近は留学の低年齢化が進み、幼稚園から英語圏での留学を希望される保護者が増えてきた。
バイリンガルになるためには6歳以下という通説が、日本でも浸透してきているのではないかと思っている。
この通説は、学習塾の生徒たちを見ているとよく納得できる。
幼稚園~小学校2年生までに留学を始めた生徒たちは、Phonics(フォニックス、スペルと発音の関係を教える音声学)を学習しているので、発音は限りなくネイティブになっている。

留学を希望される保護者の方は、留学先の現地を視察することがもっとも望ましい。
ツーリストで訪れたことはあっても、留学し生活するとなると全く別次元のことなので、ぜひ一度自分の足でお子さんを連れて学校や滞在先を確認することが大切だと思う。

先の留学斡旋の機関などを決して批判・批難しているわけではない。
自分の目で学校や滞在先を確認した後に、大切な子供を任せるのだったら安心できるし、そのためのコストや時間を惜しんではならないと思う。

百聞は一見にしかず、訪問してみると今まで疑問に思ってきたことや想像していたことなど、一気に解決した。
これは今までにサイパンへの海外留学を決定され、実際に留学されている保護者の方の生の意見である。

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