2008年12月8日月曜日

留学生の日常生活・・・小学生

学年・男女もちろん個人の趣味・保護者の意志など、どのようなおけいこ事や習い事をするのかは、様々である。

留学生だからまずは英語をマスターして学校の授業についていけること。
各教科の単位を落とさないこと。
この最低ラインをまずクリアできれば、サイパンの環境を活かした様々なアクティビティが留学生を待っている。

例として活動的な女生徒に人気があるのはダンスレッスン。
クラシックからモダンジャズ、ヒップホップとダンスのカテゴリーも結構ある。
それぞれのジャンルのプロであるロシア人・アメリカ人・フィリピン人などがインストラクターとして生徒たちに教えている。
英語圏であるサイパンはアメリカ領なので、特にヒップホップ系のダンスに人気がある。

先日もKohinoorの生徒に誘われてダンスパーフォーマンスを観に行ったが、日頃勉強している時の顔とは全く違い、生き生きして踊っている。
やはり勉強よりダンスの方が楽しいのだろうなと思うと心境は複雑だが、その娘たちの顔を見ていると勉強するだけではなく、自分を表現する手段として、満身の笑顔で体を動かすダンスも彼女たちの生活の一部になっているのだなと心底思えた。

男子生徒に人気があるのはサッカー。
最近は女子だけのチームもでき上がっているようだ。
サイパンは年中暑いので、外で走り回って大丈夫なのかと心配して試合を観に行ったことがあるが、環境に慣れる子供たちの適応性はすばらしく1時間以上走り回っても平気なようだ。
ただその後の勉強のレッスン時にはさすがに体力が持たず、居眠りが多いのが玉に瑕だけれど。

男子にも女子にも人気が高いのがゴルフと水泳。
親が子供に奨めていることもあるが、結構子供たちは夢中になっている。
水泳は暑いサイパンでは恰好のスポーツ。
50メートル競泳用プールが1ヶ所あるので、本格的な競泳を教える水泳教室がある。
ゴルフ場は子供もプレー可能なので、基礎のゴルフレッスンが修了すればコースデビューもできる。
何と言ってもよい環境なのは、学校が午前中の日は午後からでも、休日などはいつでも気軽にコースを回れることだ。
車で5~10分で各ゴルフ場にたどりつける環境は狭いサイパンならではだ。

週末ともなるとサイパンに一軒ある映画館で出会うことが多い。
一軒と言っても中に入ると5~8本の上映をしているマルチシネマタイプ。
子供から大人まで各人が好きな映画を一緒に見たり、あるいは年齢・趣味に合った映画を観て帰りは一緒に帰ったりもできる。
娯楽の少ないサイパンの一つの楽しみ方だろう。
日本語・英語スーパーはないけれどヒアリングの勉強にもなるし、日本より数ヶ月早くアメリカの新作映画が見れるのもサイパンならでは。

娯楽施設が軒並みある日本を知っているとサイパンはもちろん田舎だが、留学生は勉強することが本分なのだからこの程度でも良いのではないかと思う。
有り余るくらいの情報やモノに慣れ浸しんだ日本人にとっては物足らないだろうが、すべてのモノが揃っていない場所で、知恵を絞って様々な対応策を考えることも、頭の体操になって結構刺激的だと思うのは私だけだろうか。

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