2009年1月9日金曜日

関空~サイパン便の運航休止

運航廃止としなかったのは、以前にも路線休止し、また復活したことがあるからだ。
グアムやハワイに比較するとどうしてもサイパンはマイナー。判らないこともない。大きなショッピングセンターはないし、ビジネスで訪れる人も少ない。
街の大きさやや人口から考えても無理はない。

ダイビングやゴルフなどを求めてくるリピート客は、以前運航休止になった時代も、名古屋経由やグアム経由でサイパン目指してやって来ていた。
リピーターが多いのが特徴で、一度こののどかな街並みと、のんびりとした雰囲気を知ってしまうと、ついつい来てしまう病みつきの人が多い。

とは言っても直行便がないとやはり不便だ。NWもDLと合併して何とか倒産せずに済んだかと思うと、今度は世界恐慌の波にのまれて運航休止。
サイパンは観光で成り立っている島なので、飛行便が減ると経済活動に大いなる影響を受ける。
南海のパラダイスも足がなければ誰もやって来ることができない。

3月に運航休止して、どの程度の被害が出るのかはわからないが、昨年せっかく成田便が増便されて観光客相手の商売の人たちはホッとしていたのだが、またため息に変わるのは間違いないだろう。
世界恐慌の波は、このサイパンにも少なからず押し寄せてきている。

韓国便もウォン安の関係で、極度に客数が落ち込んでいるという。
元気なのはロシア人観光客らしい。ロシアの冬の寒さをのがれて、平均1ヶ月間のバカンスを楽しむツーリストが多いと聞く。
今リッチなツーリストは、日本人からロシア人に様変わりしているとホテル関係者やレンタカー会社の人間までも同じことを言っていた。
サイパンが南海で朽ち果てないように、居住者達は今日も頑張っている。

韓国の留学生たちは、ウォン安の被害を受け帰国する生徒・家族が少なからず出てきている。
これも時代の流れなのか、円高の日本の留学生諸君、アメリカの大学を目指すなら、その前段階のステップとしてぜひサイパンで高校まで卒業してもらいたいものだ。
教育レベルは本土並みかそれ以上、滞在費も安い、日本からも近い、治安も良い、いいことづくめの情報が日本に伝わっていないので、サイパンに留学する生徒が少ない。もっと英語圏の留学先としてサイパンの良さを知ってもらいたいものだ。

0 件のコメント: