2009年1月3日土曜日

留学先にある英語圏の留学エージェント

2009年の幕開けは、アメリカの金融恐慌に端を発した世界的な不景気で始まった。日本のいや世界的な超優良企業と言われたトヨタやSONYのリストラや営業収支の赤字、1年前には考えられないことが起こってしまった。

世界の経済が混とんとしている中で、英語圏であるサイパンも少なからず影響が出始めている。
今まで元気のよかった韓国コミュニティに、ウォン激安の影響で暗雲が立ち込め、韓国資本による大規模プロジェクトや投資家が一気に規模縮小や投資の再検討を計っている。

日本勢はもともと、JALの撤退以降元気がなかったので、何とか切り抜けるためにいろいろ手を打っているが、円高の影響でツーリストの客足が鈍らず、もともとサイパンのファンが多いこともあり、AIRの予約が取れない状況が続いているようだ。

不景気になっても韓国の留学生や親たちは、アメリカ大学進学を諦めようとせず、奨学金を獲得しようと昼夜勉学に明け暮れている。
韓国に戻っても一部の経済は崩壊状態であり、立ち直るためにはアメリカ・日本の景気回復次第によるところが大きいからであろう。
2009年度中に立ち直ることは難しいと思われるが、アメリカ大統領も交代することだし、経済を立て直す抜本的な改革を期待したいところだ。

世界が混とんとしている中で、留学なんて費用がかかることを目指す生徒や保護者がいるのだろうか?
この答えはYESである。混とんとしているからこそ、将来を見据えて国際感覚と英語のスキルが必要であると考える留学生と保護者が以前にも増して、真剣な面持ちと思慮深さで長期留学を考えている。

今後通貨の強さはユーロ・円・ドルの順にしばらく推移するであろうから、この時期に英語圏を目指して留学することは将来に向けての布石になる。
自分への、子供への投資と考えるとこの円高のチャンスを逃す手はない。

日本の留学エージェントは国内を拠点としている法人が多いので、なかなかこの実感が伝わらないだろうが、ここアメリカ圏のサイパンでは、円高ドル安の恩恵によって、留学費用が以前に比べて25%も安くあげることができる。

Kohinoorはサイパン地元の進学塾なので、地元の生徒や留学生も通学してくる。それぞれの学校の特色やレベル、カリキュラムなどつぶさに情報が入る。日本からの留学生について、英語が学年レベルについていけないと学校側が判断した場合に、学校のESLではなく、各科目の補習も必要なので一部の学校はKohinoorを紹介している。

そんなこともあり、日本からの留学問い合わせが入った際には、学校選択だけではなく、住居、ビザ、車両、電気水道、電話など生活に必要な手続きのお手伝いをする機会が多い。
もちろん学校側との面接・プレイスメントや三者面談は、特に重要である。

アメリカの教育システムでカリキュラムが組まれているので、教育レベルは高い。
留学生の英語レベル・性格・目標などを実際に塾で授業をしてみて判断し、一番ふさわしい学校をプレイスメントしている。

これは非常に重要なことで、1~2週間の短期なら問題ないが、長期の場合留学生の負担は極限に達する。
このことは、留学先の現場にいて留学始めたばかりの生徒に放課後、塾で直に補習や予習レッスンをしていると判るのだが、声にならない悲鳴や叫びを感じる。

留学する学年によっても異なるが、留学初期の適応がうまく図れるかどうかが、正規留学が成功するかどうかの分かれ目となることに対して、あまり注視されていない。
いくら良い学校ですよと日本で紹介されても、授業についていけるかどうか、先生や生徒はどのようなタイプなのか、いじめや薬物などの問題は発生していないか、どんな宿泊設備か、どんな食事か等、知る必要があることは挙げればきりがない。

そこまで注視して学校の選択・プレイスメントをすると、ほぼスムーズに学校生活に溶け込むことができる。
日本だと、学校見学や説明会などに足を運ぶ生徒や保護者も、こと留学になるとホームページやパンフレット、留学カウンセラーの説明だけで留学先を決めてしまうが、それは間違っていると断言したい。
やはり自分の目で確かめて、現地の学校状況に明るい留学エージェントを訪ねた方が間違いが少ない。

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