2009年1月6日火曜日

中学校卒業後に選ぶ英語圏の海外留学

2月~3月の高校受験に向け、必死に勉強している受験生たちも多いことだろう。最近では、中高一貫の学校でも、中学を辞め進路を変更する生徒も多いと聞いている。

この時期に自分の進路をしっかり決めているかどうかは、個人差があるだろうが、もしアメリカの大学へ進学したいと思っているならラストチャンスである。
私の後輩で、中学卒業後カリフォルニアに渡り、現地の高校に入学し、その後奨学金を取得してUCLAを卒業した人がいる。

彼は目的がはっきりしていて、アメリカのシリコンバレーで将来働きたいので、バークレー大学を第一希望としていた。ところが高校時代に株式に興味を持ち、ロサンゼルスにいた方がメリットがあると妙な理屈の元に志望校を変更し見事合格した。

彼曰く、中学時代までは英語を得意科目としていたが、現地の高校に通学し始めて最初の1年間は、英語に泣かされ、寝ることも惜しんで英語に没頭したとか。
卒業後すぐに日本に戻り株式公開でのスキルを活かし、3年後には東証一部上場企業の最年少役員となっていた。

上場企業は、株主が全世界にまたがっているので、IRセクションや財務を含め、ビジネス英語が不可欠である。
もちろん財務報告書やデューディリジェンスも英語の書類となる。
日本語を通訳や翻訳者に依頼すれば良いという考え方もあるが、海外投資家への説明やディスクロージャーは企業の顔なので、通訳が出てきて話しているようでは、信頼性に欠ける。

SONYの盛田元会長は日本語英語の発音ながら、マスコミを通じてことのほかアメリカ経済社会にすばらしいコメントを多く残した。だからSONYは世界企業と言われる一つの要因である。

世界で通用するなら、ビジネス英語は不可欠。ビジネス英語を習得するには、アメリカの大学に行くしかない。あえて日本より後進国の英語圏の大学に行く必要はないと私は考えている。
大学に進学するステップとして、英語力及び、自然科学・社会・数学などの基礎知識を習得するには、遅くとも高校時代から英語圏へ留学しないと間に合わない。

この論法は、アメリカの大学進学に向けての逆算方式であるが、英語圏であるサイパンにいると至極理にかなった戦略であるとすぐに理解できる。
アジアの各国からの留学生は、このことを周知していて、高校では遅すぎる、中学生や小学生の頃から留学を始めている。
結果はもちろん大成功で、オーバーな表現ではなく、親戚縁者からは英雄や女神と讃えられている。

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