2009年1月9日金曜日

アメリカの経済対策と留学

アメリカの次期大統領、オバマ氏が未だ絵物語だが大胆な経済政策を打ち出した。
世界大恐慌の際のニューディール政策に匹敵するかどうかは、実際に動き出してみないと何とも言えないが、次期大統領が早々に、大規模な経済対策案を打ち出し、アメリカ発の世界恐慌から脱しようとする考え方には大いに賛同できる。

経済収支の赤字額が大幅に増えるだろうが、経済が悪い状態が続くと失業者があふれ、治安も悪くなり政治活動や一般に市民生活にも影響を及ぼすとことになる。
自由経済で徐々に回復する市場を待つと数年かかるだろうが、今回の政策が国民の支持の元に展開すれば、回復の兆しは本年度中に見られるようになるかもしれない。

世界経済活動の基礎となっているアメリカのドルが安定しないことには、世界各国の動きが取れない。
今後も政策が功をなし、一般市民まで恩恵を受けるにはまだ時間がかかるだろうが、間違いなくアメリカは動いている。そう感じさせられる今回の動きだった。

私の愛する日本は、いつも後手後手に回っている。行政制度の違いがあるにせよ、国家としての指針を打ち出さなければ、国民は迷うばかり。
いつもしわ寄せが、民間企業や労働者に押し付けられている。
自由経済は安定した国家の元に存在するのであって、国家を司る主体の行政が、右往曲折しているようではらちが明かない。

世界のリーダーとしての自覚と責任を感じて行動するアメリカが好きだ。
軍事問題や社会問題など抱えている悪はたくさんあるが、常にリーダーシップを執り、世界に向けて情報を発信する姿勢に学ぶべきところは大いにあると思っている。

アメリカ領であるサイパンは南国のパラダイスでのんびりしているが、そんなアメリカの姿勢を垣間見ることができる希少な島である。
今年6月には入国管理もアメリカに移行され、もっとアメリカ色が強くなることが予想される。

観光しか主たる産業がない島だが、治安の良さ・日本を含めアジア諸国から最短のアメリカ領なのだから、もっと教育を中心とした文化都市に生まれ変わればよいと思う。
現状は単なる常夏のスポーツ村といったところだろう。

アメリカのスピード感に酔いしれたいなら迷わず本土、もし勉強したいのなら青少年は安全なサイパンをお奨めする。
高校生までここで勉強してアメリカの名門大学に進学すれば良い。
教育水準はここ数年、アジアからの優秀な留学生たちが一気にレベルを引き上げ、ハーバード大学・スタンフォード大学などの名門大学へ進学している。

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