2009年1月8日木曜日

自分自身のあり方を英語圏のパラダイスで考えてみる

テレビのない生活をしているので、日本の政治・経済情報はWEB情報でしか見ていない。
娯楽やドラマなど全く知らないタレントや俳優の名前や写真が掲載されていると、本当に日本離れしてしまったなと考えさせられる。

今どんなものが流行っているとか、何がトレンドなのか、WEB情報には限りがあるので、やはり実際の実情とはかけ離れた部分があることはいがめない。
数年前の東京ならまだ判るが、今六本木方面へ行ったら迷子になるのではという気がしないでもない。

時代は流れていく、世の中も目まぐるしく変化する。
もともと石油畑上がりなので、このところの原油価格の推移を見ていると興味深い。1年前はバーレル$100を超えていた原油も今は半値。これほど目まぐるしく価格変動の激しい資源もないのではないだろうか。

人類にとってはなくてはならない資源の石油だと思い、大学卒業後、意気込んで入社したのは良いが、オイルショックや環境破壊の根源と目の敵にされる業界になってしまった。
今はクリーン・エコがキーワードとされる製品ではないと市場が受け付けてくれない時代になりつつある。でも実際は、ハイブリットや水素ガス車にしても、石油を原料とした材料で作られているのだけれどな。

例えば水素ガス車の場合、水素と酸素の化学反応が動力エネルギーなので排出されるのは水だけ、公害がないということは評価できる。
でもその部分だけとらえると理論的には正しいが、車を作るには様々なパーツが必要。タイヤ・シート・ダッシュボードなどほとんどが石油からつくられる産物なのだ。

ある一部分を見て・聴いてそれは正しいという考えは間違ってはいないが、全体像を把握しなければ真実は見えてこないということ。

このことをサイパンに居住して、日本を見ると良くわかる。日本の中心、情報の中心である東京で、日本の全てが判っているつもりになっていたが、それはおごり以外の何物でもなかった。

最近、日本からの留学生にレッスンの合間に雑談したことだが『井の中の蛙、大海を知らず』その後にくる言葉は判る? 普通の生徒は知らなくて当たり前、『されど虚空を知る』が正解。
情報があまりにも多いので大海を知っていたつもりだったが、実は井戸の上に見えているわずかな空しか知らなかったのだと。

アメリカにいた頃もそのことは感じていたのだが、あまりにも日本と同様に情報過多。整理している暇がないうちに次々とプロジェクトをこなさなければならない状態が続いた。

人間やはり、人生のいづれかの時点で、自然環境に恵まれた温暖な地で、ゆっくり考える時間も必要ではないかと思う。
今まで本当に大海を見てきたのか?そう思っていただけで実際は、虚空ではなかったのか?

昼夜問わず、日本で努力している受験生や生徒にも同じことは言える。
日本の名門大学だけが、人生の進路を決めるターゲットではない。
もっと世界を見つめて、自分の目指す道を求めるのは、世界のどこへ行き、何を学べばよいのか、単純なことだが、なかなか日本にいては思いつかない上、その方法も判らない。

サイパンは英語圏なので長期留学すれば、最低英語をマスターすることはできる。
自然環境に恵まれたパラダイスで、自分自身を見つめなおし世界観を養ってから、可能性をトライするのにうってつけの場所だと思う。
人生は一度しかない。このことは年齢には関係ない。
小学生からリタイヤメントした人まで、自分自身のチャンスと保養と求めて来島される方は大歓迎だ。

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