2009年1月10日土曜日

留学は現在の語学力より行動あるのみ

人間は、その年齢において自分の様々な将来の姿を描き出すのだが、留学して英語を身につけたいと希望することも、その一つに含まれるのではないかと思う。

留学するには、英語力はあった方がもちろんいい。
ただ、もし中学英語もおぼつかないようだったら、英語を身につけて自分は何がしたいのか、何ができるのかをじっくりと考えてみればよいと思う。

人生を精一杯生きている人は、動きながら考えている。思考錯誤しながらも前向きに日々を送り、切羽詰まったところで妙案も生み出される。

プロジェクトXではないけれど、英語はそんな簡単に身につくものではない。
本当に初歩からのスタートなら、簡単な日常会話まで1,000時間はかかると思う。

しかしよく考えてみよう。留学した場合、1日最低でも7~8時間は英語の授業と宿題に費やされる。
ということは、6ケ月で1,000時間を超えるではないか。

この上のレベルになる英語圏で何の支障もなく生活できるTOEIC800点クラスを狙うには、あと1,000時間あれば大丈夫であろう。これも6ケ月でクリアできる。
通常通りの学習をしていれば、1年間でTOEIC800点クラスに到達できるはずなのだ。

聞いているだけで英語が話せるようになる、1日1時間で英語がペラペラになるというのは、私から言わせれば全く根拠のない英語の学習法だと思う。
語学はスキルなので、文法基礎を覚え、Vocabularyを増やさないことには会話として成立しない。

英語は世界共通語なので、できないよりできた方が良い。
またこれからは、できないと日本語による情報しか収集できないことになるので、自分の世界を狭くする。
英語ができると、世界の少なくとも2分の1以上の様々な分野の情報を入手できるであろう。

留学してみようかなと迷っている人は、語学留学ではなく正規留学を目指した方が良いと思う。
レベルの高い英語を習得することができ、その結果、留学先で世界各国の人々との異文化コミュニケーションを体験することができる。

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