2009年1月9日金曜日

留学生とパソコン

留学生とパソコンは切っても切れない。宿題でインターネットを使って調べる作業や、レポート提出、もちろん母国との連絡はWEBカメラを使ってIP通信(電話)として使用している。
パソコン通信だと、いくら話しても通話料はかからないし、子供の画像が動画で見れるので母国の親たちは安心するらしい。

パソコンの進化は目覚ましいものがあり、サイズ・容量・スペック・価格どれをとっても日進月歩で手軽にパソコンを扱え、購入できるようになってきている。
パソコンが販売されるようになったのは、もうかれこれ20年以上前であるが、その当時のスペックは今と比べ物にならないくらい貧弱なものだった。
20MBの固定ディスク付きのデスクトップセットが100万はする代物だった。
今から考えると馬鹿らしい価格と思えるかもしれないが、当時としては画期的なオフィスツールだった。

WINDOWSはもちろん無く、MSDOSで作動するワープロソフトは1Mの内容で稼働した。現在のソフトの容量を考えるとこれも驚異的なことで、わずかFD1枚でワープロ全般の作動を可能にし、ワードプロセッサーや日本語タイプをゴミ箱に追いやってしまった。

現在のパソコンは、記憶容量が多く、処理スピードも速い、その上安くてコンパクト。いいこと尽くしの優れたツールだ。
パソコンが進化するように、勉強の方法も本来進化するべきなのだが、WEB教育はまだまだ発展途上と言わざるを得ない。

それに引き替え、ゲームソフトの進化には目覚ましいものがある。
メモリーチップの進化のおかげで、動画処理が格段に速くなり、スムーズになったと同時に、ストーリー展開やロジックの複雑さには驚かされる。

そのせいか留学生の中に将来の目標はというと、コンピュータプログラマー、でもよく聞いてみるとゲームメーカーのシステムエンジニアなのだ。
ゲームに明け暮れ、そんなゲームを作ってみたいという単純な動機なのだが、それゆえにシリコンバレー近郊の大学を目指す張り合いになっているのだから、それはそれで良しとするかと納得している。

パソコンとソフトの進化は、今後あらゆる職種を創造していくに違いない。
たかがパソコン、されどパソコンなのである。
そういう私もこうして記録代わりにブログを書いているのだから、便利になったものである。

インターネットで世界中の情報が得られるようになった現在、その場所に行かなくても疑似体験できるバーチャル世界が創造されつつある。
ところがバーチャルは所詮画像だけで、現地へ出向かないと掴まない情報や雰囲気、異文化コミュニケーションとはそういうものだ。

留学生に良くアメリカの大学の話をしてあげる、彼らの夢は自分がその場に行って、自分の五感でアメリカを感じること。
夢を実現させるために、留学生たちは今日もパソコンと机に向かって頑張っている。息抜きにゲームをしながら。

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