2009年1月7日水曜日

見返してやれ人材紹介会社

今回は留学とは少し趣旨が逸れるかもしれないが、このところの日本のリストラの激しさと言ったら、尋常でない。
それまでは、派遣こそ法人の人件費節減になると、やたら人材を募集し、せっせと会社に派遣していたのに、会社側で真っ先に切られるや否や、今度は本体の派遣会社の正社員まで切るつもりのようだ。

派遣会社の趣意はこの世界経済不安の中、判らないでもないが、切られた当人はたまったものではない。自殺まで考えた人も相当数に上るとマスコミは伝えている。

ここまで世界規模になってくると、それも仕方がない事だと諦めるか、それともここが人生の分岐点だと割り切って、ヘッドハンティングされるようなライセンスやスキルを身につけるかという前向きな姿勢になるか。

その日の生活費に窮している人にそんなことを言っても始まらないのだが、人生はまだ先が長い。
いつこのような状況が再び起こってこないとは限らない。その時のために少し余裕のある人は、リスクマネジメントとして自分に投資することを考えた方が良いと思う。

いつの世にも、恐慌の世でも渡り歩けるライセンスやスキル、そのことをよく考えて行動あるのみ。
医師・看護師・ヘルパー・裁判官・検事・警官・消防士・自衛官・パイロット・力士など考えてみればまだまだある。
列記していくと解る事だが、総合職・管理職ではなくプロ職なのである。
プロに徹すること、これが一つのキーワードだと思う。

人を助ける仕事、人を育てる仕事には、この先も活路があると思う。
特に教育関係は、好不景気の波に左右されにくい業種だと思う。
不景気だからと言って、子供の教育費は下げるだろうがカットするわけにはいかない。
現に今日もサイパンで評判の高い私立学校の学長と面談した際も、留学生が多くほとんど全学年で定員オーバーのため受け入れできない状態が、こんな世界的に不景気な現時点でも続いていると述べていた。

人を育成することに資金をかけないといけないことは、お隣の中国の人も切実に感じている。文盲の人口比率が、アフリカの未開発国よりも高いのでは、いくら経済成長が未だ進捗しているからと言っても将来がない。

話は戻るが、人材紹介会社から引く手数多にヘッドハンティングされるような人物になってもらいたい。
もし目指すスキルやライセンスが海外にあるのだったら、海外留学も辞さない。それくらいの貪欲さと意気込みがないと、この世の中渡っていけない。

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