2008年11月20日木曜日

初めに・・・なぜサイパンなのか?

サイパンで地元の生徒たちを教えているといろいろなことに遭遇する。

もちろん日本人だけではなく、地元のチャモロ人・韓国人・中国人・インド人など様々な国から勉強するためにサイパンにやってきた生徒たちのおかげだ。
母国語はもちろん違うのだが、共通語である英語を使ってコミュニケーションをとりながら、英語や数学などを教えることになる。

当初私が、数年前にサイパンを訪問したのは、全くの偶然に近いものがあった。日本のある大手外食産業の海外進出とアメリカ株式市場での上場を計画し、マーケティングリサーチをするため、カリフォルニア州、フロリダ州のリサーチを終えレポートを現地からメールしているうちに、サイパンもアメリカ圏だと思い出し、急遽来ることになった。サイパンに来て、色々なことをリサーチしているうちに、自分で何かやってみたらどうかなと考え、試行錯誤と出会った人たちのリクエストで学習塾Kohinoorをスタートさせた。当時は、保護者の方からリクエストの高かった算数の補習塾の内容で、学校の授業でで解らなかった箇所を理解できるようにすることが当面の目標であった。
そうしているうちに、アメリカの有名大学へ進学を目指す中学・高校生が訪ねてくるようになり、一気にレベルが上がり、SAT(アメリカ版共通一次試験)対策をする進学塾へと変革していくことになった。

サイパンと言うと、日本での情報があまりないせいか、どこにあるかも知らないし、知っていたとしてもせいぜいグアム島の近くにある島程度の認識の人がほとんどではないかと思ったりする。近年は天皇陛下と三浦事件で少しは認知度が上がった程度だろうか。そんな小さな島にも、もちろん人は住んでいるわけですし、子供たちも大勢いる。10数ヶ国の人種がこの小さな島に住んでいるのが不思議なくらいの小さな町サイパン。年中暑い気候のせいか、子供たちは楽天的で、生き生きして塾に通って来る。
そんな生徒たちの顔を見ると続けていてよかったなと、また頑張る気持ちが湧いてくる。

マリンスポーツとゴルフが好きな人には天国かもしれないが、スキューバダイビングができないので、ついつい読書するか映画を観るかに落ち着いてしまう。最近早起きする習慣をつけるようにしたので、ブログでも書いて、頭の中をスッキリさせ、シプロスを活性化させないと。塾の先生の立場だから、生徒の柔軟な脳細胞には負けていられない。

今日も元気だ、サイパンは良い天気。この空模様だと暑くなりそう、日本は冬だというのに。
おかげで若いころに無理して痛めた腰が、ストレスが貯まってくると冬場に病むのだが、こちらに来てから一回も腰痛で寝込んだことはない。これもサイパン効果か。




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