2008年11月24日月曜日

英語圏の海外留学(1)・・・小学生1年~2年

日本の留学斡旋会社のカウンセラーも、最近留学の低年齢化が進み、小学校低学年からの留学を希望する保護者が増えてきていると聞いている。ベビーブーム世代の子供の年齢層に当たる保護者にこの傾向があるそうだ。

ベビーブーム世代は小さい頃からずっと大人になるまで受験戦争を勝ち残り、社会に出てからもバブルの栄枯盛衰に直面するなど、生き残るために一生懸命人生を過ごしてきた日本の戦士集団ともいえる。

その子供のあたる保護者が、子供の将来のために世界に目を向けているのは、興味深い傾向だと思う。

<小学生1年~2年生>

アメリカの教育の基礎教育期間にあたる重要な学年である。英語とはどのような言語であるかを、文字・音から導入する。

アルファベットに始まり、Phonics(フォニックス)、リーディングなど、英語の4つのスキルであるReading, Writing, Hearing, Spakingを同時にレベルアップさせていく工程を踏む。

この時期にPhonicsのトレーニングを完全にマスターすれば、発音はほぼネイティブ並みにできるようになる。また、発音とスペリングの関係もトレーニングに含まれるので単語のWriting力もかなりつく。

Readingは学校によってかなり進度の違いはあるが、小学2年生修了時で日本の中学2年生修了時のレベルとほぼ同等であろう。

その時点での会話力については、クラスメートとの会話は全く問題なくこなせ、授業中の先生の言っていることもほぼ100%聞きとれ内容を理解できるようになっている。

この時期から本人一人で長期間留学することは、ホームシックやビザの取得のことを考えると難しいので、保護者が現地に居住しているか、日本から同伴するしかないであろう。

ただサイパンの場合、日本から近いことや小学校は4期制なので各学期(2~3ヶ月)の終了時に休暇があり、その時期を利用し気軽に日本に帰ることができるので、それらの問題は少なからず解決することはできるであろう。

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