2014年11月20日木曜日

留学生とホームスティ

留学生の滞在先として人気があるのがホームステイ。
英語を日常使用してるホストファミリーに囲まれ、学校以外でも英語を使ってコミュニケーションが図れるので、英会話が短期に上達すると考えられるからです。

かつて、カリフォルニア州オレンジカウンティで、日本から年間約1,000名の語学留学(期間は1~9ケ月)の学生たちの住居を数年間アレンジした経験からすると、ホストファミリーがスクリーンで出てくるプール・庭付きの豪邸である例は稀で、一般的には、広告やコミュニティでホストファミリーを募集し、留学生たちを預かってもらう事になる。営利目的のファミリーももちろん含まれる。
なかには、看護師・消防士・警察官等のホストファミリーもあったが、仕事が24時間体制で不規則なので、夜間ホストファミリーが不在という事態も起こったりした。

朝食や夕食が準備されていないというクレームはざらで、ホストファミリーが不在の場合は、冷蔵庫の食材を自由に使って自分で調理しても良いのだが、それもできずに困っている等、1日に数十件のクレームや要望が殺到した。
語学学校を運営するアメリカの外資企業では、ホームスティとはそのようなものだという概念があり、日本で思われているホームスティとはイメージが異なる。
文化・慣習・食べ物全てに於いて、人種や個人の志向があるので、それに溶け込んで生活する柔軟性と適応力のある学生さんや人だったら大丈夫かもしれません。

クレームが余りにも殺到したので、ESL教室のある各大学側と交渉し、学生寮及び食堂を利用できるように改善した所、クレームはほとんどなくなり、研修期間途中で辞めて帰省するケースも皆無となった。

やみくもにホームスティを非難しているわけではなく、期間が短く数日~数週間程度でしたら、ホストファミリーともうまくやって行けるのではないかと思いますが、期間が長くなるとなかなか難しい状況が生まれてきます。
高校の交換留学制度は、学校どおしが生徒を交換し合うので、お互いの子供を預かるということで、当然留学生たちは、ファミリーから歓待されお客さんのような扱いをされるので、あまりクレーム等は発生しない。学校送迎も確実に行われるので、体験留学としては良い環境だと思う。


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