2014年11月15日土曜日

インターナショナルスクールの宿題や課題

Kohinoor学習塾をオープンしていた頃、サイパンのインターナショナルスクールの通学する韓国人・チャモロ人・日本人・インド人その他さまざまな国籍の生徒が通塾していました。学年も幼稚園~高校2年生と様々でした。
ローカルの生徒たちは数学の成績をAやA+に上げたいために、韓国人や日本人の留学生たちは、日々の宿題や課題をこなすためにと目的はそれぞれ異なっていました。
現在も、学生寮(コンドミニアム)に滞在している生徒たちの宿題や課題をフォローすることもあります。ほとんど自分でこなすことができるのですが、不明点がある場合に、内容説明と解答するためのポイントだけを教えています。

学年・担任・教科・担当教諭によって宿題・課題の量は異なるのですが、テキストは日本に比べてボリュームがあるので、1年間で記述された内容を授業中にすべて説明することは困難だと明言できます。
そのため必然的に、宿題や課題でフォローせざるを得ない状況が生まれます。
宿題やテストでどこまで理解できているかを把握し、課題等で基本的な習得した知識を活かした、個人または複数名でのグループプロジェクトを定期的に課されます。

平均的にローカルの生徒たちが一日1~2時間を要する宿題・課題が出ます。但し、留学生たちは、英語の読解に当然時間を要するので、消化するのにその倍の時間は費やすことになります。

1日スクールで7.5時間、帰宅してから2~4時間と、留学生たちは平均10時間を英語社会で過ごすわけですから、英語力が格段に身に着くことは言うまでもありません。
またその英語力というのは、テキストの内容が主体ですから、単語量は半端ではなく学年によって異なりますが、年間3,000~5,000の語彙を記憶することになります。
もちろん宿題・課題は読解力・文章力を必要とするので、Reading, Writingの力は必然とついてきます。
英会話は、スクール内でのコミュニケーションをとっているうちに1年間留学すれば、ほぼ生活レベルの会話はできるようになります。それよりもっと重要なことは、授業・宿題・課題を通じて習得する読解力・構文力そして、英和中辞典にも出ていない圧倒的な語彙力の習得です。

将来、英語圏の大学へ進学したい、国際社会で活躍しようと志す生徒には、このレベルの英語力が要求されます。またテキストやインターナショナルスクールでの経験を通じて会得する歴史・文化・慣習等が、圧倒的な英語力というバックボーンに肉付けされることは言うまでもありません。

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