2013年10月27日日曜日

サイパン(アメリカ)の学生寮

英語圏のサイパンに学生寮があります。
ガラパンの一等地に位置し、コンドミニアムスタイルで、一人一部屋約60㎡の快適空間です。
現在は、日本から高校1年生の留学生が2名入寮しています。学生寮は二人一部屋が一般的ですが、実際に長期間同部屋で生活することは、お互いに気を使うことや、英語の勉学を集中して行うには、どうしても支障が出ます。
一人が風邪などひいてしまうと、もう一人も病欠で学校を欠席しなければいけなくなる等、弊害が出ます。
また、正規留学の場合、長期間になるので、食事の要素は非常に重要です。
アメリカンスタイルのワンプレートの食事も最初は物珍しいのですが、青少年の栄養面を考えると、やはりバランスがよい和食を基本とした食事を毎日食べ、健康に毎日休まず登校することが一番重要です。
チョットした日常生活用品や飲食物も、繁華街のガラパンなら、歩いて近くのマーケットに出かけることができます。

このような生活面での基本的なことが、長期間の留学生活では一番重要なのです。
サイパンはガンも規制され治安も良いので、小学生~高校生が単身で長期留学するには最適の英語圏だと思います。

2013年6月6日木曜日

サイパンの高校からUCバークレーに合格

5月末~6月はサイパンの高校の卒業式シーズン。先日もある私立高校の卒業式風景の写真が地元新聞に掲載された。
ほとんどの私立高校は1学年10数名~20数名の生徒数なので、こじんまりした卒業式。
事件の少ないサイパンですから、当然のことながら地元の新聞に掲載され、卒業生のフルネームと進学する大学名が記事となる。
私立進学校の卒業生は、USAや帰国子女枠を使用して母国の大学へほぼ100%進学する。
UCバークレーやUCサンディエゴ、帰国子女枠では韓国人生徒の国立ソウル大学も列記されていた。
高校の卒業生の人数は少ないにもかかわらず、毎年のようにUSAの有名大学に合格している。
各私立進学校は、日本の中高一貫進学校と同様に、有名大学への合格率によって生徒が集まってくるという図式は、サイパンにも当てはまる。
韓国人生徒が特に優勢で、合格だけではなく各種奨学金までをも獲得して、ネイティブの学生に臆することなく大学生活を送ることになる。
国際社会で経済戦争に勝利している韓国の現状が、ここサイパンでも、ひしひしと感じる卒業シーズンです。

2013年5月20日月曜日

長期留学するメリットとは

USAへの留学が近年めっきり減っているので、もっとアジア各国からのように、もっとアメリカに留学してほしいというUSAサイドから要望により、日本政府も対応策として、2017年度から大学の国際化に向け、一部の大学を9月入学をスタートさせるに当たり、3月卒業の学生希望者全員に、奨学金として留学費用の一部を負担する法案を制定する予定とのニュースを聞いた。
日本の学生はあらゆる意味で恵まれ、敢えて海外で苦学したいと思わないこともよく分かる。
留学するメリットを考えた場合に、英語をマスターするということが、一番と思われるでしょう。
英語はスキルですので、日本にいてもある程度のレベルまでは上達できます。それでは何がメリットかというと、海外で勉学すると同時に生活するわけですから、異文化コミュニケーションを実体感できるということ。異文化の人種に接して初めて日本の良さを再認識できるのではないかということです。
また、小学生~高校生までの各主要教科を英語で学習することによって、USAの各分野における知識レベルの分野の広さ、深さを目の当たりに感じることも、大学での専門分野習得には、大いに役立つ。
将来的にビジネスにおいても、たとえばアメリカ史、USAの歴史・文化の背景に関してテキストを通じて知る情報が、アメリカ人の考えの根底にある思考パターンを理解できるようになるに有益だと思う。
もう一つは、海外で生活することによって、自分自身をコントロールすることができる能力がついてくること。
自己主張・根回し(海外なので学生生活でも日本以上に必要、根回しは日本起源だが現在ではUSA内で効果的に作用している)・適応力・精神力の充実等、日本の社会では経験できない様々な状況で自己を開発する機会に恵まれること。言い換えれば、様々な困難にも遭遇するが、それに対処し乗り越えていく精神的な強さと、知識武装が身につくこと。
英語ができるだけでは一つのスキルに過ぎないが、留学を通じて国際的な感覚と知識レベル、自己管理能力を高い水準で習得できることが、最大のメリットだと思う。

2013年2月12日火曜日

アメリカ圏の中学留学

最近問い合わせの増えているのが、アメリカ圏であるサイパンへの中学留学。
志望の私立受験に成功しなかった場合に、お子様を留学させたいという内容である。
保護者の方と一緒に来島され、数校のインターナショナルスクールや宿泊施設に関して、ご案内する機会が増えている。
自然環境に恵まれたサイパンの学校は、こじんまりしているが各国の生徒たちがみんな楽しそうに学園生活を過ごしているのを見ると、日本の学校とのギャップを感じられるようで、保護者の方が、私がサイパンで勉強してみたいとおっしゃることもある。
お子様たちはまだ実感が無い様で、入学する際にチェックされるプレイスメントテストを受験する。
英語・算数のテストであるが、算数に関しては平均以上の出来で、やはり英語力の無さを判定される。
中学受験を目指した生徒に英語力を求めるのは筋違いなので、学校側もよく解っていて、サイパンの学校に入学後、一般授業以外に毎日ESL(英語研修)クラスに参加し、少しでも早くローカルの生徒たちの英語力に追いつくようにカリキュラムを編成している。
よく保護者の方に質問される内容として、英語力以外にイジメ・人種差別といった勉学以外に関する件がある。
そのことに関して、サイパンの私立学校では皆無といっても過言ではないと思う。
今まで数年間、留学アレンジをしてきたが、生徒や保護者はもちろん学校からの相談事項で一切なかったことと、地元の人たちに尋ねても、サイパンは親日家が多いのでその点は心配いらないと返答が帰ってくる。
中学生が長期留学するには、勉学以外の環境が整っているかどうかが重要なポイントとなる。
思春期で成長過程の中学生には、当初英語のハンディを克服していくストレスがあるので、生活面でも精神的に安定することが中学留学を成功させるために必要であると思われる。

2013年2月11日月曜日

アメリカ圏の高校留学

英語圏であるサイパンの高校入試は、一部の学校を除いて存在しない。
中学の学年を修了しているかどうか、成績は普通であるか(よければなお良いのだが)などを判断されることになる。
もちろん英語や数学のレベルチェックを受け、当該する学年についていけるかどうかは、入学手続きをする際に学校側がチェックして、授業についていくことが難しい場合でも、ESL(英語研修)を積極的にフォローしてくれる学校が増えてきている。
海外留学生の受け入れに関して、学校側やクラスメートも慣れているので、疎外感を味わうことはまずない。最初の数ケ月はホームシックになる生徒もいるが、そのうちに自由な校風と、サイパンの環境を満喫して学園生活をエンジョイしている。
ちょうどこの1~2月は日本の受験シーズンであるが、サイパンのインターナショナルスクールは、厳しい受験がないので、地元の生徒たちは、日本や韓国の受験戦争の話をしてもピンとこないようだ。
もし、日本で第一希望の高校受験に運悪く失敗した生徒は、決して悲観することなく、新たな第一歩として英語圏であるサイパンを進学先として視野に入れてみてはどうだろうか。
教育レベルが高いので、USA有名大学へ進学する生徒も多く、輝かしい国際社会へのステップとして考えて見ては。