2012年9月10日月曜日

東大の帰国子女枠について

先月、サイパンに長期留学希望の高校生が、USA大学進学もしくは日本の国立大学へ帰国子女枠を利用して進学したいとの要望があり、どうせならと東京大学の帰国子女枠入試制度の内容を調べる機会がありました。
以前に、日本の有名私立大学への帰国子女枠入試制度を利用する予定の日本人留学生のために調べた際には、帰国子女の場合入学できる学部に制限があったのですが、驚いたことに東京大学では、文Ⅰ~文Ⅲ・理Ⅰ~Ⅲまですべての学部で、帰国子女を受け入れているではありませんか!!
もちろん理系では数Ⅲまでの入試テストがあると明記されていましたが、文系に関しては数学のテストもなく、留学生にとっては、ことのほか有利な選考基準です。
日本国内で東大は超難関校であることは周知の事実ですが、簡単とは申しませんが、留学してTOEFL, SATのおいて高ポイントをマークして帰国子女枠を利用してTRYするほうが、より現実的に東大合格の可能性が高いことは、あまり知られていないのではないかと思います。
東大も国際化の時流を受け、数年のうちに9月入学に移行するのではないかと思いますが、外国籍の有能な学生を受け入れるためにも、早く移行したほうが大学の世界ランキングも上がるのではないかと思います。
世界の大学のランキングは、論文(当然英語で記述)発表も査定基準に入っていますので、学術レベルを上げるためにも、英語の堪能な帰国子女も必要とされるのは至極当然のことだと考えられます。
東大にこだわりましたが、USA圏に留学するということは、USA及び日本の大学への入学を目指すことができ、2つの選択肢(可能性)が広がるという大きなメリットがあります。

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