2009年6月8日月曜日

寮のあるインターナショナルスクール

サイパンには、通常授業を日本語で教育を行っている日本人学校はない。
日本人居住者の人数が約700人前後といわれているので、日本人学校はなく、当然のことながら、現地居住の生徒たちは、現地の学校に通学することになる。

サイパンは、人種のるつぼなので、学校の生徒の人種もインターナショナル。
公立学校は、政策上外国籍の生徒が通学することは、数年前までは可能であったが、現在は難しい。
そのため、私立学校に通学することになる。

留学生の場合、アメリカ国籍の生徒の場合は、公立学校への通学も可能であるが、教育水準のレベルを考えると、私立学校に通学されることをお奨めする。
また、特に日本人にとっては必要のないチャモロ語も小学生時期は必須授業なので、その点から鑑みても、私立学校がよいと思われる。

留学生が一人で留学する場合、勉学のことも心配だが、生活するための居住施設が問題になる。
そのため、寮のある学校が通学にも便利で、食生活の面でも保護者の方は安心だと思える。

サイパンには、寮設備のある学校は1校しかなく、幼稚園~高校生までをカバーしている一貫校である。
数年来の知り合いであるその学校の理事長・校長先生とつい最近も、留学生の件で打ち合わせをしてきた。
以前は、韓国からの留学生が多く、寮生活をしていたのだが、最近のウォン安の影響か、人数が少し減っているとのことであった。

3食付き・週末のアクティビティ・夜間の補習など、至れり尽くせりのフォローをしているので、安心して留学させられるのではと思う。
ここ2~3年間、この学校を見て来たのだが、寮生も楽しく学校生活を過ごし、学校のレベルも現在は、レベルを上げてきて上位クラスにランクされるようになってきた。

理事長・校長の日々努力されている教育方針が、先生方にも良い影響を及ぼし、歴史の浅い学校ではあるが、近年目覚ましく伸びている優良な学校と、私自身も評価している。

たまたま先日訪問した際に、以前Kohinoorに通塾していた小学生にその学校で出会った。
現在は3年生になり、向こうから声をかけてくれたのだが、最初は誰か分からず、思わず名前を聞いてしまった。
2~3年前に教えた男子生徒であるが、クラス転任曰く、現在は大きく立派になって、クラスのリーダーとして活発に皆と仲良く勉学しているとのことだった。

生徒たちの成長する姿を見るたびに、留学することは、英語の勉強だけではなく、人間としての成長も培われるのであるとつくづく考えさせられる。
日本とは環境が異なる異文化での生活は、子供たちを国際人として、たくましく、マナーを踏まえた青少年に育てる大きな要因であることは間違いない。

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