2009年2月4日水曜日

英語圏の幼稚園生の通園初日

今年1月中旬に母子で留学を始めたお子さんの、今週が通園始め。
1月中は通園する前の予備レッスンを1日3時間午前中行っていた。

幼稚園で遭遇する場面を想定して、自己紹介・年齢・数字・アルファベット・曜日・時間など幼稚園でのサバイバル英語を特訓した。もちろんトイレに行きたい、のどが渇いた、休憩時間はどう言うのかまで事細かにレッスンした。

いざ初日、お母さんと幼稚園に同行し、クラスの先生に挨拶。もちろん幼稚園生は緊張で固まっているが、何とか母親の手を離れてクラスに入っていった。3時間ほどして迎えに行ったところ、泣くこともせず何とか初日を乗り切ったようだ。

持ち帰ってきた幼稚園の教材数ページ。未だ宿題はない。算数の基礎やアルファベットなど。
数を数えてグラフを作成、MoreやFewerの概念まで含んでいる内容のプリントが印象的だった。

日本の幼稚園でも同程度のレベルらしいが、出題がもちろん英語でされ、先生の説明も英語。
サバイバル幼稚園英語は、もちろん役にたったのだが、実際の幼稚園の授業レベルの英語はやはりハードルが高い。

Kohinoorに通っていたネイティブのピアノの幼稚園生は、確かに日本の幼稚園生が話す日本語と同程度の会話を大人たちと楽しんでいた。
これが重要なポイントである。日本の幼稚園生が聞いて理解できる、話すことができる内容と同程度の英語力が、留学する場合に必要になるということである。

ネイティブの英語力はどの程度か、留学を検討されている生徒の親からよく質問を受ける。
その際にお答えしているのは、小学3年生で英検3級程度ですなど、比較する目安がないので日本の英検やTOEICを引き合いに出して説明している。

実際のところは、その学年で理解できる内容をすべて英語に置き替えれるかどうか(Speaking)、また英語でListening, Readingができるかどうかの判断がより的確である。
保護者が日本の幼稚園の教材を見て、これが英語に置き換わった場合、果たして子供が読めるかどうかが、現地の幼稚園についていけるかどうかを判断すれば良いと思う。

最近は、洋書売り場等で、年齢・学年に準拠したテキストも販売されているのでぜひ試していただきたい。
子供だからすぐに慣れて、話すようになると思われるのは考え違いである。
一般のお子さんの場合、英語に慣れ、ついていけるようになるまで、今までの例を見ていると約数ヶ月~1年はやはり掛かります。

その間、ネイティブの子供たちの2~3倍以上の学習をしないと追いつかないことは当然のことで、英語に接している時間のことを考えるとそれでもまだ足らないくらいだ。
幼稚園生はまだネイティブの子供も、そんなにVocabularyは多くないが、幼稚園生をお持ちのお母さんは、子供が話す言葉の中で使っているまずは単語だけで良いので、すべてその単語を英語に置き換えるトレーニングを子供とされてみてはどうだろうか。
その単語の量にまず驚き、どの程度の英語力が必要かということが一目瞭然判っていただけるはず、幼稚園へ留学するための予備レッスンとしては、きわめて有効である。

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